輸入住宅の基礎知識


耐震・免震住宅の基礎知識 輸入住宅の基礎知識 ローコスト住宅の基礎知識
デザイン住宅の基礎知識 狭小住宅の基礎知識 省エネ・エコ住宅の基礎知識
自然素材の家 基礎知識 間取りプラン作成の基礎知識 要望の整理方法
●輸入住宅の基礎知識
輸入住宅とは?
一般的に言われている「輸入住宅」とは、輸入部材を使い、海外の工法で建てられた家のことを言いま
す。輸入元の国の設計思想を取り入れ、様々な考え方のもとに、間取りやデザインなどが設計されてい
ます。
輸入住宅の特徴は、「デザイン」と、断熱性・気密性、遮音性などの「性能の高さ」。北欧や北米など、
寒さの厳しい国のものが多いので、断熱性や気密性を高める工夫がなされています。
輸入住宅の外観デザインの種類と特徴
輸入住宅の「外観」は大きな特徴が表れます。
ヨーロッパ各国から「北米スタイル」は伝わり、建築様式の影響を強く受けました。例えば、木製サイデ
ィングの外壁にドーマー窓が印象的な「アーリーアメリカン」、総レンガ・タイル貼りの外壁の重厚な「ジョ
ージアン」などが代表的なスタイルです。
「ヨーロッパスタイル」の外観は、シンプルで、温かみのある外観です。「スパニッシュ」「プロヴァンス」な
どと呼ばれる南欧スタイルは地中海リゾートをイメージした明るい雰囲気、「スカンジナビアン」といわれ
る北欧スタイルは木やタイル・レンガの素材感を大切にしたデザインとなっています。
輸入住宅の構造と特徴
輸入住宅には2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法が多く採用されています。日本の「在来工
法」が柱や梁などの「軸」で構造を支えるのに対して、「2×4」や「木質パネル」の工法は、床・壁・天井
の「面」で支える特徴があります。広い面で地震などの外力を受け止めることで、耐震性を高めていま
す。
さらに、壁や床に構造用合板を張り、壁パネルを組み立てることにより、気密性も向上します。断熱材
や複層ガラス窓などの採用で断熱性を高め、快適な住環境が得られます。
このような高性能な工法により、縦横に広々した空間を作り出すことを可能にしました。設計の基準寸
法単位がフィート(1200mm)やメーター(1000mm)なので、日本の尺(910mm)に比べると廊下や階段
の幅が広く利用できます。
計画での注意事項
輸入住宅を考えるにあたり、「生活スタイルに合っているか?」というのがポイントです。畳を使う和室は
などは、輸入住宅にはありませんが「たまには畳の上で過ごしたい」という方は、和室のプランも考慮の
必要があります。
デザインにこだわりすぎてバルコニーをなくしたら洗濯物干しに苦労した、ということもあるので、生活ス
タイルを思い浮かべながらプランづくりを行うといいでしょう。
日本の気候やシロアリなどに対処するために、土台や構造材の一部を防蟻・防腐処理したり、完全乾
燥材の使用などの施工をしているかどうかも注意が必要です。輸入キッチンや洗面化粧台など、輸入
設備や素材を採り入れる場合は、消耗品や修理などのメンテナンスの面で対応できるのかなどのチェ
ックも必要です。
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