狭小住宅の基礎知識


耐震・免震住宅の基礎知識 輸入住宅の基礎知識 ローコスト住宅の基礎知識
デザイン住宅の基礎知識 狭小住宅の基礎知識 省エネ・エコ住宅の基礎知識
自然素材の家 基礎知識 間取りプラン作成の基礎知識 要望の整理方法
●狭小住宅の基礎知識
狭小住宅とは?
一般的に約15坪(50m2)以下の土地に建てられた狭く小さな家のことを「狭小住宅」といいます。特に
都市部では、敷地が単に狭小というだけでなく、変形地だったり、密集地にあるという場合もあります。
もともと土地の面積が小さいため、土地代を安く抑えることができるのが狭小住宅のメリット。「土地が
狭すぎる」と敬遠されることを想定して土地単価が安めに設定されている場合などは、さらに土地代を
抑えることができます。「限られた予算で、マイホームを建てたい」方には検討の価値あり、です。
狭小住宅を建てる工夫
限られた敷地を活かすひとつの方法が、垂直方向への活用です。具体的には、2階建てや3階建て、4
階建てにする、地下室をつくるなどして、「フロアを増やす」方法。
また、床下収納や小屋裏収納も便利。1階と2階の間に「中2階」を設けることで「2階建てだけど3層構
造」にして、さらに床面積を増やすという設計方法もあります。
限られた空間を広く使う方法
前出の「垂直方向活用」のほかにも、広く暮らすための工夫はいろいろあります。そのひとつが、「仕切
りを少なくする」「仕切るなら透ける素材を使う」こと。広がり感をより強く感じることができます。
また、空間を多目的に使えるようにするのもポイント。例えばLDKの一角に畳コーナーや造り付けのカ
ウンターを設けるのもアイデア。空間を有効に使うことができます。
さらに階段を上がったら踊り場や廊下を設けずにすぐ居室にするなど、「廊下スペースを居室に取りこ
む」手法も広さを確保する有効な方法です。
狭小住宅の注意点
狭小住宅は、空間を有効利用するためのいろいろな工夫を施すことで、建築費が割高になりがちで
す。コスト配分を考えながら、慎重にプランをつくっていくことも大切です。
地下室をつくる場合は隣家への影響がないことを確認し、事前に説明して理解を得ておくといいでしょ
う。同様に、平屋や2階建ての家の隣に3階建てや4階建てを建てる場合など、法規上はクリアしていて
も、隣家への日当たりの影響に配慮することも大切です。
プランの上で気をつけたいのは、上下階の動線。生活動線や家事動線もしっかりシミュレーションを。
大きな家具や電化製品が家の中に入らないということのないように、廊下や階段などのサイズにも注意
が必要です。
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