土地の調査・購入

 


 
 

安全な土地の見極め方





●安全な土地の見極め方


安全な土地に家を建てる


せっかくマイホームを手に入れたものの、土地の地盤が悪かったために、大変なことに…といった事は

避けなくてはいけません。

後悔しないためにも、土地を購入する際には慎重に安全な土地を選びましょう。ここでは土の種類や土

地の歴史から、安全な土地を見極める方法をご紹介します。

地盤の良し悪しは「その土地がどのような種類の土からできているか」が、ポイントになります。砂や粘

土、火山灰や盛土等…土の特徴を理解することが大切です。



土の種類の一覧表




土地の歴史を調べる

今住んでいる土地や購入しようと思っている土地がどんな「土」からできているのか調べましょう。

国土地理院のホームページでは、主要都市の「土地条件図」を無料で閲覧することができます。

「土地条件図」とは、丘陵地や平野などの地形区分が色分け表示されている地図です。地形を調べるこ

とで、どのような土から構成されているかを推測することができます。


1.土地条件図で土地の地形を確かめる

土地条件図で、探したい土地の位置を探します。地名、道路や線路の形状、などを手がかりに探すこと

がコツとなります。


2.地形から地盤の土の種類を推定

探したい土地の場所が見つかったら、その色がどんな地形区分でどんな土から構成されているのかを

下表に照らし合わせて調べましょう。オレンジ系で表示される「台地・段丘」や、黄色系で表示される「扇

状地・自然堤防等」は比較的地盤の良い土地といえます。一方、青色系で表示される「谷底平野・後背

湿地・旧河道等」は非常に軟らかい粘土が分布することが予想されます。また、様々な色で表示される

人工地形も良好地盤とはいいがたい土地なのです。


3.土地条件図の落とし穴

例えば、コンクリートの壁で仕切られた分譲地は、人工的に造成された盛土地盤と考えられます。この

ような土地は、どんなに土地条件図で良好地盤と判断されても、実際には危険度の高い盛土の可能性

もありますから注意が必要となります。また、道路から高低差のある土地、周辺のコンクリートブロック

等に大きなひび割れがある土地、道路に不規則なデコボコがみられる土地などについても、地盤の良

し悪しの判断には十分な検討が必要となります。


あなたならどちらを選びますか?

さて、皆さんの住んでいる場所または購入したい土地は、「安全な土地」といえるものでしたか?日本は

土地が少なく昔からの田んぼや崖地に家を建てるケースが増加しているといえます。

地盤が悪い場合には、地盤を改良する地盤補強工事が必要となる場合があります。補強工事を行うこ

とで、当初予定していた住宅購入資金をオーバーしてしまうといったケースもまれではありません。

その時だけの安さを選びますか?それとも一生の安全を選びますか?いずれにせよ、地盤を見る目を

養い、一生に一度の買い物を満足できるものにしたいものです。 




安全な土地の見極め方



      
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